gram on this month −月ごとの日記  
     
 

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2002.12.1 [Sun]
倒れる

 あれれ。という間にまた徹夜。なんなんだコレは。と自分の仕事ぶりを棚に上げたりして。
 と、徹夜明けの本日は牡蠣パーティ。田舎の友人Tがまたも牡蠣をどっさりんこと送ってくれたのだ。ありがとうありがとう。その牡蠣を消費するためにピヨの会社の同僚(女子4名)とカメラマン(男子)がゲストとして我が家に来るのだった。4時間ほど寝。目覚めてから部屋の掃除に取りかかる。この家で生活をはじめた当初の目標は「だれが来てもすぐに案内できるくらいキレイな部屋作り」だったのだが、結局目標は目標のまま。せめて誰かが来るときぐらいは掃除しないと。せっせせっせ。

 んでニギヤカに皆で飲み。ところが途中でピヨが倒れる。どうやら風邪らしい。すっかり発熱している。しかし飲み食い続けるゲストたち。そのうちおれも眠気に負けて倒れる。ホスト&ホステス不在でもなんとかなるものだ。いつの間にか会は終わっており、三々五々に帰るゲストたち。最後にカメラマン氏を見送ってダメホスト&ホステスも倒れるように就寝。バタリ。
2002.12.20 [Fri]
再開/雑踏/週報

 すでに師も走り疲れているだろう師走も押し迫った今日この頃。師走どころか本年もすっかり押し迫っていますが。いろいろあって間が空きましたね。年末進行ということですね(たぶん違う)。ということで週報を入れといたり。

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 A社からの帰り、ユニコーンの15周年記念アルバムボックス(←リンク先は強制音楽再生があるので注意)を買いに。ところが新宿駅周辺の量販店は軒並み完売。雑踏の中アチコチ歩いて、ようやく5軒目に発見。

 すでに夕方になっていた新宿、やけに皆さんニギヤカですな。と思ったら忘年会シーズンたけなわなのだった。これまで数年はこの時期年末進行という激しいシバリにより暮れる年の雰囲気を味わうことなんてほとんどなかった。
 だけどしかし今年もそんなに味わっているワケではないような気がする。結局のところ、昨年までも今でも、おれの世間が一般的でフツーな人々とちょっと離れている生活だからなのだろう。これを是としていいのかどうかはわからない。うーん。とCDの入った袋を持ってしばらく歩く。とぼとぼと年の暮れの夕暮れ。

 しかしカラオケ店の呼び込みが鬱陶しい。なれなれしく割引チケット(のようなモノ?)を差し出してくる。とにかくおれに触るなッ! とクサったキモチで歩く。

 カラオケといえばアレだ。平井堅が歌う「大きな古時計」だ。アレをカラオケで歌ったとする。それは単なる人前で童謡(唱歌?)を歌っていることにならないか。平井堅が歌う歌わないに関わらず、あの曲は教育現場で歌われてきた単なるそういう歌だろう。それをカラオケで歌うのか。もし平井堅(と彼がその楽曲を歌っていたということ)を知らない人間が、知り合いが人前でしんみりと「大きな古時計」を歌うサマを見たら、激しく困惑すると思うのだが。というかおれはアレを切なく歌っていた平井堅を見るたびに困惑していたのだった(もう最近見かけなくなったけど)。

 などとどうでもいいことを考えながら、ついでに息を詰めたまま駅までさらに雑踏の中を歩く。


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●1週め 病苦
3日
 ピヨが本格的に倒れた。かなりの高熱だ。昨日は様子見で1日中寝ていたがちっとも熱が下がらない。そばに寄ると、乾いた肌がチリチリととてもアツイ。どうやら普通の風邪ではない様子。
 なので朝から医者のところへ連れて行く。しかしこれが待たされること待たされること。ピヨの具合もどんどん悪そうで気がもめる。医者めナニをしておるのだ。2時間近く経ってようやく診察。と。わずか数分で(早ッ!)戻ってきたピヨはポツリと「インフルエンザ……」。おおうなんてこったい。しかし特に注射をざっくりやられたということもなく、インフルエンザ用の特効薬を処方される。薬代と診療代を支払うとき「うつりやすいので気をつけてくださいね」と病院事務の女の子が優しく言うのでおとなしく帰宅。

 帰宅後は仕事をしながらリンゴを剥いて皿に盛ったり、アイスノン枕を換えたり、洗濯をしてみたり。
 それからようやく本格的に仕事。ザックザク。ようやくメドがついた朝方に訪れる寒気。むーん寒い。ガスファンヒーターが回っているのに寒い。むむむ? 風呂に入って温まろう。とアチアチの風呂にゆっくり沈む。身体は十分温まっているハズなのに、汗が出ない。ちっとも出ない。それどころかさらに寒い。あきらかにおかしい。これってうつったのね……。と重たいアタマをどすんと枕に打ち付けるようにして就寝。
4日
 寝ても繰り返し襲ってくる悪夢。すぐに目が覚める。外が明るくなってきたころに体温計を使ってみるとこれが驚愕の39.7度。気絶。
 そういうことで翌日は、病院に行った以外は日がな倒れている。逆に若干元気になったピヨがおれの世話をしてくれる。
 しかしインフルエンザ特効薬はヒジョーによく効いた。そのカプセルと解熱剤を飲んだだけで、6時間後には微熱となり、猛烈に気分がよくなった。元気になりついでにそのクスリを検索して調べてみると、昨年に認可されたばかりの新薬だった。医学の地味な進歩にちょっと感心。
5日
 体調がだいたい戻ったところでA誌の仕事。今回は完全に編集仕事なのである。のだが原稿が来ない。ちっとも来ない。しかしおれには書けない話題なのである。むーん。と著者の原稿を待つ。何割かの原稿があがってデザイナーさんに素材データを渡したところでA社に呼ばれる。あああ。
6日
 そのまま丸24時間拘禁。もちろん一睡もできず。原稿待ちゲラ待ち回覧待ち。働いて待って(いや待つのも仕事ですけどね)ようやく終了。体調はいつの間にか普段どおりになっていたが、なんだかまるまる1日を喪失したよう。実際24時間は霧のごとく消えてしまったワケなのだが。

●2週目 模糊
9日
 オフ。新しい仕事先からオファーを受ける。はい。と了解。身体が空いていれば。と軽く返事。
11日
 A社にてU氏と打ち合わせ。はい。がんばります。
13日
 おお。13日の金曜日。まあ別に。
 考えたら特に何もない週だった。ような気がする。と記憶は曖昧模糊。

●3週目前半 不安
16日
 @社に打ち合わせ。えーと。仕事の依頼を受けるものの、何をどうしたらいいのか。発注側の意図を汲むことものもおれの仕事なのか。そうなのか。
 いじるモノについてはデータをもらうことにして帰宅。
17日
 さっそく先日のM社仕事の取材。事前打ち合わせもないのか。何をどのように聞けばいいのか。そんなこともわからず臨む取材。おお正直まったくおもしろくない。話のポイントすらうまくつかめやしない。さてどう話を進めようか、と沈黙の中おれの腹がグウ、となる。さらに静まる会議室。
 取材スタッフと別れてしょんぼりメシ。そういえば、とふと思い立って久しぶりに吉野家。ああ懐かしい。A社を辞めて以来半年ぶりか。忙しいときや徹夜明けなんかにムリヤリ詰め込んだこの食べ物。数年もそんなことをしていたらたまに食わねばならないモノになってしまったのか。しかし実際懐かしくそれはおれの胃袋にすんなり収まったのだった。
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