F10

デジカメを買った。久しぶりにフジフイルム製。
また例によってコンパクトデジカメなのけれど。FinePix F10という機種。高感度撮影（時のノイズの少なさ）がウリ。
ラーメン写真などの食べ物写真を懲りずに撮り続けている身とすれば、高感度＝ノンフラッシュで屋内撮影ができる！　ということであり、出てきたラーメンを撮影するときにフラッシュを焚いてしまい、周囲と店主の視線を感じでああドキドキという憂き目にあうことが少なくなるのだ。
有効画素数は630万。コンパクトで600万とか700万（IXYデジタル600とかがそうですね）クラスって。初めて見たデジカメであるQV-10（同期Aが持っていたっけ）からしたら隔世の感がある。いや10年も前なんだから実際のところ隔世なんだけどさ。

しかし。
そろそろ、コンパクトデジカメの画素競争は終わるんじゃないだろうか、などと勝手に思っていて。じゃあ画素数の次は何よ？　となったら感度なんじゃね？　とこれまた勝手に思っている今日このごろ。
マニュアル撮影がしたい、JPEGノイズってイヤン、ノイズリダクションキモー、RAWデータで撮りたいってば、とかいう人はコンパクトデジカメじゃなくて一眼デジカメ（銀塩でもいいけど）を使えば済む話で。ほら、もうだいぶ安くなってきたし。その辺がめんどくさいからこそ、いろいろお任せで、ある意味テキトーなコンパクトデジカメが受け入れられているのだろうから、画素数とかリアリティにこだわって一眼チックになるよりは、もっとダレカレかまわずじゃんじゃかスバヤくキレイに撮れるようになるのがコンパクトデジカメの行く末というか義務ではないかな、と思ってみたりも。

で、そんな最先鋒となる（ハズ、って勝手に思っている）このF10に、いたく興味を引かれたのだ。

しかしホントにコンパクトデジカメばかり買いついで買いついで……これで、えと、ひーふーみーの6台目？　あれ7台目？　写真の腕はまったく上達しないのにナア、と思いながら、今度こそは長く使うことをひっそりと心に誓い、撮影をするのだった。