ぼくのブログを

ピヨの前勤務先がらみの知り合いが集まる。
ヘアメイクアーティスト、文芸書籍の編集、ファッション系のバイヤー、ケータイサイトプロデューサー（ピヨ）、しがないフリーライター（おれ）という、なんとなくクリエーターっぽい面々が酒を飲み、物を食らう。

酒のツマミのメインは、その中の2人（ヘアメイクと編集者）の結婚。8歳というやや年の差アリカップルだが、みていてヒジョーにサワヤカでほほえましい。まあおそらく、というか確実にこの先にはいろいろあるだろうけど、お幸せに。と言っておく。

この会合の中で、おれのPCでデジカメ画像を見る機会があり、PCの前でワイワイと写真を眺めていると、ヘアメイクFさんが「ぼくのブログを見てくださいよ」と切り出す。あちこちリンクをたどって彼のページにたどり着き、ほほう。
▽結婚への道
タイトルどおり、来月に迫った結婚までの道程が書き連ねられたブログで、職業的な話題はあまりされていない。利用スペースはt-cupのAutoPage。

と、バイヤーS嬢も「アタシも書いているのよねウフフ」的な発言をする。
▽OLバイヤーyuuの　目指せ！ファッション通販ヘルパー
こちらはファッション系バイヤーらしい衣装や小物、その他の話題にあふれている。利用スペースはniftyのココログ。

おれもこうやって書いているし、ピヨも最近再開したから、5人中4人がブログを書いていることになる。
▽総務省、2005年3月末のブログ利用者は約335万人、SNSは約111万人と分析（INTERNET Watch）
という記事によれば、月に1度以上のペースで更新を行うアクティブブログユーザーは約95万人だというから、我が家での例を持ち出すまでもなく、そこここで会うヒトビトがブログの書き手であるということは決して珍しいことではないんだろう。

それにしても、瞳をキラキラさせて自前のブログをアッピールする2人とは違って、おれは「こんなブログを書いています」とマッハでウィンドウを開き、光速で閉じる。ブログ以前の日記から数えるともう7年ぐらいはWebに日記的な物を書いているのだけれど、いまだに「ぼくのブログをぜひぜひ読んでネ！」とは言えないんだよなあ。