gram on this month −月ごとの日記  
     
 

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2002.10.1 [Tue]
追いつめられて

 A社の仕事。倒れたりしているうちにだいぶ追いつめられている。
 半年前に辞めたときとそう変わらないことをしながら、これは正しいのか? と己に問うてみたり。そうしてみたところで何が変わるわけでもナシ。とりあえず進める。担当のレスポンスがあまりよくなくてどきどきしながら。とそういうおれのレスポンスもほめられたものではなかったりする。
2002.10.8 [Tue]
去った職場で

 A社へ。
 校正をみたり校正が出てくるのを待ったり。編集部員と変わらない。あれれ?
 半年前に去った職場の空き机で待ち時間をつぶす。本を読んだり居眠りしたり。フロアの半分が引っ越しているせいか、異様に涼しい空調に閉口。風邪が抜けていないのに。げほげほ。
 結局終電2本前で帰宅。
2002.10.10 [Thu]
アポなし乱入

 とりあえずの仕事が終わって時間ができた。営業その他に精を出す。
 新宿まで出かけたついでに、一部が引っ越し済みのA社新社屋に顔を出してみる。突然尋ねたU氏に「普通は外部の人を入れないんですけどね」と言われながらも、図々しく内部にお邪魔してアチコチに顔を出してみる。まだA編集部が引っ越してくる前だからか、それなりにコギレイに見える。が。カオスの元凶ともいえるその他の編集部が引っ越してきたらさてどうなるか。ある意味楽しみ。内部打ち合わせスペースにてU氏、ヒゲのK氏とだべる。特に何もナシ。
2002.10.14 [Mon]
再開宣言

 と、新サイトオープンにもかかわらずちっとも更新してなくてゴメンナサイ。

 空白の数日ぶんを補完してみました。お時間のある方どーぞ。ぺこり。そして明日からは「ふらふらフリーランスの日常日記(タイトル完全にテキトー)」が始まります。よろしくお願いします。ぺこり。
2002.10.15 [Tue]
口説くな

 連休明け。
 といってもしょぼしょぼとフリー仕事を始めたおれに連休明けもナニもないのだ。ピヨが部屋にいない以外はそれほど休日中と変わらない光景。社会の人々はさぞイヤンな気持で出社していることよのう。と思いながらも、営業活動。
 午後から有楽町の@社へ(ってフツーにわかるか)。以前ちょっと話をしたことのあるN氏から、各方面の編集担当を紹介してもらう。何でもやります、とは言わなかったが、何でもやります的な気持はだくだくと伝える。ついでに同社のK氏のところに顔を出す。忙しそうなK氏はそれでも仕事の手を止め、雑談してくれる。
 雑談ついでにK氏は書籍を数冊持ち出し、それにより唐突に書評仕事をいただく。えーと。おれでいいのですかね。と念のため確認しながら5冊の書籍を持ち帰る。重い。

 帰りに無線LANが使えるコーヒーショップへ。大テーブルに座ったのだが、おれの向かい側方面に座ったオトコが、同席の女性を口説いていてキモチワルい。コーヒー飲みながらカラダをすり寄せてんじゃねえよボケ。女性のあからさまな拒絶に気づかないオトコというのも非常に滑稽なものだ。と、おれがPCのキーを叩いているのに目を走らせ、そのオトコは唐突にザウルス(と思われるモノ)を取り出した。同時にヤツはモジュラーケーブルをも取り出し、なにやらきょろきょろ。女性の問いに対して、インターネットがなんたら……と話すオトコ。いやいいんだけどたぶんそれはここではつながらないぞ。と思いながらおれはヤツを視界のはじっこでとらえながら、悠然とヌルくてマズいコーヒーを飲むのだった。
2002.10.16 [Wed]
暑くてもやっぱり秋

 某知り合いの紹介で某社某担当者にいままで書いた記事のコピーを数部送る。某社でライターを募集している、という話だったからだ。まあ機会があったら仕事くださいね、というレベルなのでそれほど期待はしていない。いや、してるけどさ。

 メールをアチコチに書いていたりして、気がつけば暑い。すっかり秋の暦なのに、何気なくTシャツ1枚になっているというのはいかがなものか。それでも窓から見える空と日差しは秋のそれのようだ。外を見てしまったのが命取りで、机仕事をほっぽり出して昼飯がてら散歩。
 最近の昼飯は、近所の居酒屋がランチタイムに始めたセルフ讃岐うどんなのだ。都内のアチコチでそういう讃岐うどん屋がオープンしている。こないだはうどんを食うためだけに恵比寿駅に行った。恵比寿駅構内の立ち食いそば屋がセルフ讃岐うどん屋になったのだった。渋谷のNHK近くにもできたというから今度行かねばなるまい。などと考えながらうどん。カマタマにチク天。うまい。

 うどん屋からはわざと遠回りして帰宅してみたり。それでいいのか。いいのだ。のんびり歩いていると、暑さの中にやっぱり涼しい風が混じるのがわかる。やっぱり秋。枯れ葉たちが「おれはもう散ってしまったがそれでもよいのかよかったのか?」と問うように路傍でしんみりと数枚丸まりつつ固まっていた。たぶんいい。たぶんだいじょうぶ。口の奥のほうでつぶやきながら歩く。
2002.10.17 [Thu]
前向き?

 信濃町A社へ。M氏と打ち合わせ。カンタンな仕事と思っていたらホテルに3日ほど監禁されそうなイキオイ。おいおい。と思いながらも引き受ける。というか某編集チョ氏まで出てきて、引き受けざるを得ないことに。まあいい気分転換になるでしょー。とできる限り気楽に考えてみる。
2002.10.18 [Fri]
オフ会

 World PC Expo。ビッグサイトは遠い。

 夜から知り合いのライター編集者その他でオフ会。なんのオフ会かといえば忘却の彼方のFFXIに関するもの。おれとしてはすげーイマサラな感じ。
 というのも。FFXIは、最初こそ燃えていたんだけどネット上のシガラミに負けたから。リアルワールドでのシガラミに対応するのだってたいへんなのに、なぜゲーム中まで気を遣っていなければならないのだ。とある瞬間に思い、あっさり投げ出したのだった。
 しかしオフ会。とはいえ実際ゲーム以外でも何かしらの接触があったヒトばかり。要は単なる飲み会というわけで。断る理由がなければ飲みに行くわけで。新宿で沖縄料理。うーん。泡盛はウマいけど……。という感じ。ゲームのことも話したけどそれ以外の話も楽しめた。しかし40度の泡盛はキク。シークヮサーを入れたのがまたイカン。どんどん飲める。帰るころにはだいぶ足に来てしまった。帰りの電車で落ち合ったピヨに、話す声が大きすぎるとたしなめられる。しょんぼり。
2002.10.19 [Sat]
恥辱と疲労

 元同僚M氏のケコーンパーティ。
 しかしこういう席はどうしてこんなに恥ずかしいのか。自分が2年前に開催したパーティもかなりハズカシイものだったが、客としてその場に参加してもハズカシイ。
 照れ隠しに昨日の泡盛が残っているにもかかわらず飲み続ける。ハズカシさゆえかそれほど酔わない。しかし疲労は蓄積されていく。
2002.10.22 [Tue]
脳剥離

 A社へ。今日明日とホテルにこもる予定。そこではデジカメ記事の素材を撮影するのだけれど、そもそもおれがそこでナニをしたらいいのかはっきりしない。なにをどうするのだ? ということを打ち合わせているうちにタイムリミットである夕方に。
 とりあえずそのホテルへ行く。それでも結局この晩はおれがそこへ泊まる理由が見いだせないままに帰宅。

 @社の書評を仕上げる。
 まったく自分のジャンルではない書籍(や、それでもIT系だけどさ)を読んでその評を書くワケなのだが、読めばそれなりにおもしろい。おもしろがっているだけでは評は書けない。ふんがー。と思っていても、しばらくモニタと書籍を代わる代わる見ているうちに、ある時点で急に言葉が生まれてくるからおもしろい。脳にかかっていた1枚の薄皮が剥がれていくよう。キーを叩く指に加速がつくものの、結局朝方までかかる。
2002.10.23 [Wed]
崩壊するリズム

 引き続きデジカメ仕事でホテルへ。
 結局おれはナニをしにここへ? 記事のラフを作成してみたものの深夜まで原稿は出ない。ついでに関係ないページのラフまで切ってみたり。一応朝までは起きてたけど、我慢ができなくなっていったん帰宅。出勤登校のまっとうなみなさんと逆向きに家へ急ぐ。
 せっかく改まった生活リズムがみるみる崩れていく。冷たい雨がもったりと降っていてさらに気分が暗くなる。
2002.10.24 [Thu]
格好を崩さず

 仮眠のあと、@社へ。
 夜からはA社にて徐々に出てくる原稿を編集。つーことは何かい。おれはここから作業に参加してもよかったのではないのかね。と思うが口に出さず黙々と働く。

 空き時間はA社のその他諸氏と打ち合わせ。

 @社からA社への移動の際に、東京駅の切符売り場前広場でおれの田舎近辺の観光宣伝的なイベントをやっていた。蔵王の温泉ガイドコーナーで足を止めて資料を見ていると担当のおばさんにアンケートを書け、と声をかけられる。いや自分はこの辺の出身なのだ、と答えると、おばさんは格好を崩すどころか、じゃあいまさらだわねえ。と不機嫌に。なぜだ。東京という魔都で足元もままならない仕事をしている同郷人をなぜ温かく見守らないのだッ! と憤慨するも、まあおれが観光客にはならんわなあ。と納得。
 しかし電車に揺られてしばらくぼんやりすると、夏の帰郷時にその温泉街の日帰りプランをピヨといっしょに利用したことを思い出す。何だコノヤロー。おれもしっかり客じゃないか。
 あてどない、しかしどうでもいいような薄い怒りがココロに沈んでいく。

 編集作業をしながら原稿を待つ。未明早めには出る、というライター氏の言葉を信じ、いったん帰宅。自宅にて原稿を待ちつつ編集作業。
 原稿が出そろったのは朝6時半。大急ぎで編集して各所にメールして就寝。
2002.10.25 [Fri]
四ツ谷はなぜ四谷ではないのか

 仮眠程度で起床。赤の入った原稿を直してまたA社に。しかし今週のA社率は高い。
 夕方までデザイナ入れ作業。なんでおれが。

 作業が終わって、帰りはU氏と散歩がてら四ツ谷方面へ。魚の店でしんみりと飲んでいるとピヨ乱入。睡眠不足にわずかな酒が染みていく。
 ふらふらと帰宅。
2002.10.26 [Sat]
ゲリラ

 午後まですっかり寝る。P誌原稿の下調べのために新宿へ。某量販店の店頭を撮影してたら怒られた。エヘヘへスミマセンねえと媚びつつこのゲリラ写真は必ずイキにしてやる、と誓う。
 夜からその原稿。結局朝までかかる。これで3日連続朝日を拝んでから寝ている、という事実に愕然。これはイカン。イカンぞう! と思いつつ、できあがったテキストなどを送って就寝。
2002.10.27 [Sun]
また朝

 夕方からまたA社。初校再校とチェック。うーん。まあいいか。と妥協して作業していたが、さすがに印刷所への入稿作業を依頼されたがやんわり断りやんわり帰宅。って最終電車かよ。

 ここ数日のヘンな進行が一段落したような気がするので、ゆっくり飲む。ゆっくり大量。あれ、結局朝方ではないか。せめて朝日を見る前に寝る。
2002.10.28 [Mon]
ユルい

 オフ。

 うどんを食いに行った帰りにマンガ喫茶に入ってしまう。先日完結したマンガを1巻から。ちょうどよいところで中断しようと思ったのだが結局読破。入店から数時間。マンガ喫茶の堅いイスに丸まるように座り、最終巻を旨に抱えてマジ泣きしているおれがいた。泣けるような作品ではないはずなのだが最近すっかり涙腺がユルいのだった。

 夜から笹塚会。ビール数杯とワインをちょっと飲んだらどうにも我慢できなくなり、店の壁にもたれかかって寝てしまう。ぐー。こんなところでも気持のユルさが露呈されていく。みんなスマヌ。
2002.10.29 [Tue]
洗え

 午後から招待された@社のセミナー。ふむ。わりとおもしろい。

 会場のトイレにて。
 放尿のあとに手を洗う。おれはその行為を必ずするのだが、男性に限っていえばそれを省く人間が多いのは事実だ。女性の手洗いを覗いたことはないので女性に関してのそういう行為について確認したことはない。
 ともかくまあ手洗いだ。
 手を洗わないのはいい。長い目でみればよくないのかもしれないけれど、わりとどうでもいい。おれは洗うし。
 会場トイレでちょっと気になったのは、おれと同じく手を洗う人間だ。
 おれが手を洗っていると、おれの隣で放尿していた男が、放尿を済ませてアサガオを離れ、手を洗い始めた。しかしである。そのアサガオから洗面台に至るまでにヤツは、ポケットからハンカチを取り出し、口にくわえたのである。
 手を洗うという行為に清浄の意味合いがあるのは当然。つまり洗われる前の手は不浄なのである。不浄な手でハンカチを取り出す。それは不浄ではないのか。そしてそれを口にくわえる。さらに不浄なのではないのかッ! その後いくら手を洗ったとしても、そのハンカチを使って手を拭けば、清浄化されたその両手は不浄なのではないのかッ! 元の黙阿弥なのではないのかッ! とおれは妙に憤り、それならば洗わぬほうがマシなのではないのかッ! とそいつの肩をがくがくと揺さぶりながら問いつめたくなったのだが自重してポケットから取り出したハンカチで手を拭いた。きっとこのおれのように濡れた手でハンカチを取り出すのがイヤなのが、手洗い前のハンカチ取り出し行為のゆえんなのだろうなあ、と思いながらもおれはまだ納得いかずヤツの背中を見ていた。
 と。次に用を済ませたオヤジが、右手のみをちゃちゃっと数秒水にさらし、その手を振り振りトイレを出ていった。
 うん、あれがいちばん合理的かもな。いやおれは今後もちゃんと洗うってば。
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