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奥田民生のCCCD容認コメント

  • Posted by: Nihei
  • 2004年3月16日 11:32
  • IT

▽レーベルゲートCD2に対する奥田氏のコメント
奥田民生さんというのはぼくの好きな音楽アーティストの1人です。音楽業界が強硬に進める、音楽CDのCCCD化に対して、以前は反対の意思を示していたのですが(ソース紛失)。今回のシングルリリースにあたってのCCCD(ソニーだからレーベルゲートCDですけど)化とこのコメントで容認派となりました。

ま、正直ぼくの耳には、CCCDだろうがCDだろうが全く同じに聞こえるわけです(同じ音源をCDとCCCDで比べたことはありませんけど)。所詮素人の耳ですから。今のところCDプレーヤがぶっ壊れた、ってこともないですし。だから特に不買運動とかはしません。欲しい楽曲が発売されたら買います。そして最近はCDコピーもしません。めんどくさいし。

レコード会社としては、これだけパソコンやインターネットが普及してしまった時代に、作品が無制限にデジタルコピーやファイル交換される状況を見過ごせないし、とにかく行動をしていかにゃならんので、CDすべてにコピーガードをかけざるを得ないというポリシーなんだっつーこと(これはこれで確かに正しい)。
というのは理解できます。「コピーイクナイ!」ということは、CD書き込みソフトの「コピー」ボタンを押すときに誰もがほんのりと思うことでしょう。

でも、レコード業界のコピー防止策は、その攻め方が間違っているんじゃないかなあと思うのです。

CCCDはレッドブックに盛り込まれていない限り、規格外な音楽CDなワケですよね。というかそもそも音楽CDじゃないのか。だいたいのプレーヤで再生できるし、音質にも問題ない(気がする)のですが、ともかくそういうことですね。一方のCDプレーヤは、きっちりとレッドブックに沿って作られているわけで、そこに齟齬が生じるのです。
だから業界は、コンテンツ側のプロテクトを固める前に、CCCDでもなんでもいいですけど、とにかくレッドブック規格に「コピー防止」規格を盛り込むように働きかけて行くべきではなかったのかなあと。まずは外堀を埋めてから、じわじわ「コピーできない音楽CD」を発売していくようにはできなかったのかなあと。そんなふうに思うのです。まあできなかったから今の状態なんでしょうけど。それにしてもあまり美しくないやり方に感じます。

ともかくまあ、今回の奥田さんの発言にはそれほど反感もなく「ふーんそうか」という感じなぼくでした。ヒトは場合場合に応じて変わっていくものですよ。ね。

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